ネット通販でホイールセットを購入するにはどうすればいいの?
- ホイールセットをネットで安く購入したいけど、購入方法が分からない。
- 装着できないホイールを購入して、失敗したくない。
- 購入するときの注意点はあるの?
ここでは、ネット通販でホイールセットを購入する時の疑問に答えます。
タイヤ屋さんで10年働いた経験をもとに購入方法を紹介します。
ホイールセットの購入
最近ではネット通販でタイヤ・ホイールセットを購入する方が増えています。
ネットでホイールセットを購入すると、価格も安く、自宅まで届くので非常に便利。
車種やサイズで絞ることができ、車に詳しくなくても、購入しやすくなっています。
ホイールセットを購入する際には、以下の3つの選択肢があります。
- インチダウン: 通常、スタッドレスタイヤの購入時に選ばれることが多いです。
- 同サイズ購入: 車の現在のホイールサイズを維持し、デザイン変更やダメージ交換のために選びます。
スタッドレスへの切り替えにも一般的です。 - インチアップ: 見た目の改善と走行性能の向上を目的として、ホイールサイズを大きくします。
ただし、適切なサイズとフィット感を確保するために正確な選定が必要。
ここでは、3つのパターンで購入する時の手順を解説していきます。
インチダウン
インチダウンは、タイヤのサイズを小さくすることを指します。
(例)15インチから14インチにするなど
インチダウンサイズを購入することは、スタッドレスタイヤなどでは多いですが、通常はあまり一般的ではありません。
現在の装着サイズと同サイズ
現在、車についているサイズのタイヤとホイールのセットを購入する方法です。
ホイールに傷があったり、ホイールを変えてイメージチェンジしたい時にいいです。
スタッドレスタイヤに関してはこのパターンが多いです
例:15インチから15インチ
セイムサイズという呼び方をすることもあります(セイムは、英語で同じという意味)
インチアップ
インチアップは、タイヤホイールを大きなサイズにすることを言います。
(例)15インチから16インチにするなど
車をドレスアップする時は、インチアップでホイールセットを購入するのが多いです。
インチアップの際は、タイヤとホイールを一緒に購入する必要がありますので、ネットで購入するパターンが多いです。
ネット購入でのホイールセットの選び方
タイヤ・ホイールの購入は、いくつかの注意点があります。
まず、タイヤやホイールはクルマによって違い、メーカー、車種、年式、型式、グレードによっても異なります。
そのため、サイズが違うと車に装着することができません。
まずは、自分の車のタイヤ・ホイールサイズを知る必要があります。
タイヤサイズの見方
同じサイズの商品を購入する場合は、そのサイズと同じタイヤサイズを選べば問題ありません。
- タイヤ幅:タイヤの断面幅
- 扁平率:タイヤの厚み
- タイヤ内径:ホイールを装着する部分のサイズ(インチ)
タイヤ内径とホイールが合っていないと装着できません。
(例)195/65R15の場合は、15インチのホイールを装着します。
インチアップの際は、タイヤサイズが変わりますので注意が必要です。
(タイヤサイズの例)
155/65R14 ⇒ 165/55R15
195/65R15 ⇒ 215/45R17
インチアップ時は、タイヤの外径を合わせて選ぶ必要があります。
(当サイトでは純正サイズをもとに、インチアップサイズを掲載していますので、車種検索窓を活用してください。)
ネット購入の場合は、車種、タイヤサイズ、ホイールセットを入力して装着可能車種に入っているのかを確認するのがいいです。
また、グレードにより装着不可の場合もありますので注意してください。
不安な時は、購入前に問い合わせをしたり、最近では注文時に車種、グレード、年式を入力するところも増えていますので、購入ミスは少なくなっています。
ホイールサイズ
ホイールサイズの方は、タイヤサイズより複雑になっています。
- ホイール幅
- ホール数
- PCD
- インセット
このような数字を考える必要があります。
当サイトでは、ホイールサイズを書いていますが、特にインセットに関しては難しいので、参考サイズを載せています。
ホイールサイズを間違えると、装着できなかったり、車両からのはみ出し、干渉することがりあります。
※サイズ選びと確認は慎重に行ってください。
車体からのはみ出しは車検に通りませんので注意が必要です。
購入時に、車種、タイヤサイズ、ホイールサイズを入力して、装着可能車種に入っているのかを確認するのがいいです。
ホイールナットの購入
ホイールセット購入時には、ナットが必要になるケースがあります。
トヨタ純正ホイールやホンダ車の場合は、社外品ホイール購入時にはテーパーナットが必要になります。
詳しくはこちらの記事
⇒ トヨタ車のナット
⇒ ホンダ車のナット
純正ナットを装着している車は、ナットも忘れずに購入する必要があります。
ホイールナットにもサイズがあります。
<一般的なサイズ>
- トヨタ・ダイハツ・マツダ:M12×1.5 21HEX
- ホンダ:M12×1.5 19HEX
- 日産:M12×1.25 21HEX
- スズキ・スバル::M12×1.25 19HEX
※あくまで参考です。OEM車など異なっている場合があります。
ホイールデザインやカラーの選び方
ホイールデザインにはスポーク、フィン、ディッシュ、メッシュなどがあります。
どのデザインを選ぶか迷ったときは、純正ホイールを参考にするのがおすすめです。
例えば、スポークデザインのホイールが多く見られます。
スポークデザインは多くの車種に合わせやすく、無難にマッチするため、似たスタイルを選ぶと良いでしょう。
ホイールのデザインは、以下のような種類があります。
さらに詳しいホイールデザインはこちらの記事
⇒ 車のアルミホイールデザインの選び方と種類
ホイールのカラー
インチアップする際、ホイールのデザインに加えて、色選びも大切です。
シルバーはどんな車にも合わせやすく、多くの純正ホイールに採用されています。
特に、表面が磨かれたポリッシュタイプは、車に高級感を与えます。
最近は、ブラックとポリッシュの組み合わせ、ブラックポリッシュが流行しており、ブラックポリッシュのホイールを装着する方も多いです。
【ホイールカラーの記事】
⇒ ブラック
⇒ ゴールド
⇒ ホワイト
⇒ メッキ
車のボディカラーとの相性
ホイールの選び方では、デザインだけでなく車体のカラーとの相性も考慮することが重要です。
一般的に、シルバーのホイールが多用されており、これはどんな車体カラーにも合います。
色付きホイールを選ぶことで、車の見た目を大きく変化させることができ、車体カラーに合わせて選んだホイールカラーは、車の総合的なデザインを引き立てる効果があります。
車のボディとホイールカラーの相性は、こちらの記事を参考にしてください。
⇒ 黒い車に合うホイール
⇒ 白い車に合うホイール
⇒ シルバーの車に合うホイール
⇒ 青いボディの車に合うホイール
インチアップする時の注意点
タイヤの外径を変更する際は、車のスピードメーターに影響を及ぼさないよう、元のサイズに近いものを選ぶ必要があります。
サイズが大きく異なると車検にも影響が出るため注意が必要。
例えば、スピードメーターが40km/hを指しているときに実際の速度が50km/hになる場合があります。
インチアップを検討する際は、車の外形や荷重指数、空気圧も考慮する必要があります。
適切なサイズ選びは、はみ出しや車体への干渉を避けるためにも重要。
「ホイール幅」と「インセット」の数字でホイールの装着位置が決まります。
ホイールの幅やインセットの選択にも慎重になり、車高の調整を含めた全体のバランスを
ホイールセットを購入する時の注意点
ネットで購入する時には、以下のような部分に注意してください。
- 適合確認:車種、型式、年式、グレードをしっかり確認する。
- 送料:タイヤ・ホイールセットは大きさがあり、送料が高いことがあります。
- 納期:ホイールによっては、非常に納期のかかるものがあります。急ぎで必要な場合は注意してください。
- ナットが必要な場合は、忘れすに注文してください。
ローダウンなど、車のカスタムをしている場合は、適合が異なることがあります。
中古車で購入した場合は、ローダウンをしてあることもあるので注意してください。
自分の車への脱着が必要
ネット通販で購入した場合は、自分の車への脱着が必要です。
自分で装着できる場合は問題ないですが、出来ない場合は、カーショップやガソリンスタンドなどで脱着してもらう必要があります。
脱着は1本1000円~だと思いますが、お店により異なりますので確認してください。
いらないタイヤやホイールを処分する場合は、処分料も必要です。
処分料は1本500円~だと思いますが、お店により異なりますので確認してください。
ネット注文 ⇒ 確認メール ⇒ 在庫・納期連絡 ⇒ 発送 ⇒ 到着 ⇒ 装着
まとめ
今回は、ネット通販でのホイールセット購入方法や注意点を書きました。
インチアップをすると、クルマの見た目や走行性能を向上させることができます。
車をインチアップしてホイールを購入する時は、以下のような流れになります。
純正サイズを参考にサイズを決めます。
装着可能なホイールサイズを選択します。
タイヤのメーカー、ホイールデザインを決定。
年式、型式、グレードを確認
必要な場合はナットも購入
確実に取り付けを行います。
インチアップをする時は、新しいタイヤサイズに合わせたホイールの選定が必要です。
このサイトでは、インチアップする時の参考サイズを紹介していますので、参考にしてください。
取り付け時は、ホイールナットやボルトを正しく締め付け、タイヤとホイールがしっかりと取り付けられていることを確認する必要があります。
ホイールセットを購入する時の参考にしてください。
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