215/55R16を17インチや18インチにインチアップする時のサイズ。

215/55R16をインチアップしたい。

  • 215/55R16のインチアップはどうすればいいの?
  • 17インチのサイズは?
  • 18インチのサイズは?

215/55R16のタイヤを17インチ、18インチにインチアップする時のサイズを紹介します。

目次

インチアップ

BRZ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。

車のドレスアップの定番手法で、車をかっこよく見せることが可能。

インチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。

大きなホイールはインパクト抜群です。

また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。

インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

ここでは3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなることもあるため注意が必要。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。

タイヤ外径の算出方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

車体から、タイヤやホイールがはみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力にも注意が必要。

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
ロードインデックス

※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。

215/55R16のインチアップサイズ

ここでは、215/55R16のタイヤを17インチ、18インチへのインチアップサイズを紹介します。

車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。

どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。
 
【215/55R16の基本情報】

  • タイヤ幅:215mm
  • タイヤ外径:642mm
  • LI(ロードインデックス):93

※タイヤ外径、ロードインデックスは、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

【215/55R16のタイヤ外径の計算例】
215mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=642.9
mm

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さい方がリスクは少ないです。

タイヤ外径が大きく変化すると、スピードメータ表示と実測の差が出るため、危険です。

正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。

インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。

215/55R16を装着している車


引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/

215/55R16を装着している車は、少なめです。

以下のような車が挙げられます。

  • インサイトZE4
  • クラウン アスリート(1999年-2007年)
  • フォルクスワーゲン ゴルフ(2012年-2020年)

215/55R16を17インチにする時のサイズ

17インチのサイズ

215/55R16を17インチにする時は、215/50R17が挙げられます。

インチアップする時は、タイヤ外径を合わせます。

<タイヤ外径比較>

  • 215/55R16:642mm
  • 215/50R17:646mm

【215/50R17のタイヤ外径の計算例】
215mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=646.8
mm

215/50R17の標準的なタイヤのLI(ロードインデックス)は91や95です。

215/50R17 95V XLというタイヤもありますので、こちらのタイヤを選択するとLIをクリアできます。

XL(エクストラロード)規格のタイヤで空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

215/55R16を18インチにする時のサイズ

18インチのサイズ

215/55R16を18インチにする場合の参考サイズ:215/45R18、225/40R18

インチアップする時は、タイヤの外径を合わせる必要があります。

<タイヤ外径比較>

  • 215/55R16:631mm
  • 215/45R18:650mm
  • 225/40R18:637mm

【225/40R18のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=637.2
mm

225/40R18 92Y XLの場合は、少しロードインデックスが純正を下回る可能性があります。

XLタイヤで空気圧を高めにすれば、タイヤの負荷能力を上げることが可能。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

215/45R18 93W XLは、ロードインデックスも純正の値をクリアすることができます。

 
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

まとめ

ここでは、215/55R16のインチアップサイズを紹介しました。

215/55R16のタイヤ外径は642mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

タイヤサイズタイヤ外径
17インチ215/50R17646mm
18インチ215/45R18650mm

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。

車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいます。

十分に注意して行ってください。
 

また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

コメント

コメントする

目次