インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。
「205/65R15のインチアップはどうすればいいの?」
205/65R15のタイヤを16インチから18インチにインチアップする時のサイズを紹介します。
インチアップ
インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。
ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。
車のドレスアップの定番手法で、車をかっこよく見せることが可能。
そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。
インチアップのメリット
インチアップにはメリットがあります。
- スタイリッシュになる
- 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
- グリップ性能を上げれる
- 操縦安定性が向上させれる
インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。
大きなホイールはインパクト抜群です。
また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。
インチアップのデメリット
インチアップには、デメリットもあります。
- 乗り心地が悪くなる
- 燃費が悪化することもある
- 費用がかかる
タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。
転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。
また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。
インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。
インチアップの注意点
インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径
タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。
タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。
また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。
タイヤの幅
タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。
はみ出すと車検が通りません。
車高を落としていると、干渉の危険もあります。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。
タイヤのロードインデックス
タイヤの負荷能力にも注意が必要。
タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。
ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。
205/65R15の参考装着車種
205/65R15は、セダン、ミニバンなど幅広く採用されるタイヤサイズです。
例えば、トヨタのイプサム、10系エスティマや三菱RVRなどが205/65R15を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
205/65R15のインチアップサイズ
ここでは、205/65R15のタイヤを16インチから18インチへのインチアップサイズを紹介します。
車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。
どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。
【205/65R15の基本情報】
- タイヤ幅:205mm
- 扁平率:65%
- インチ:15
- タイヤ外径:647mm
- LI(ロードインデックス):94
※タイヤ外径は、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。
正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
16インチのサイズ
205/65R15を16インチにする場合、205/60R16がいいです。
インチアップの際は、タイヤ外径、ロードインデックスにも注意が必要で、トータルで判断するのがいいです。
16インチのタイヤ外径
<タイヤ外径比較>
- 205/65R15:647mmm(純正)
- 205/60R16:652mm
- 215/60R16:664mm
タイヤ外径が近いのは205/60R16です。
16インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 205/65R15 94なので、94以上のタイヤにする必要があります。
205/60R16のロードインデックスは92です。
215/60R16のロードインデックスは95 製品によって異なります。
205/60R16のロードインデックスの高いタイヤ、XL規格のタイヤを選び空気圧で調整するのがいいかもしれません。
17インチのサイズ
205/65R15を17インチにする場合、225/45R17がいいです。
タイヤ外径やロードインデックスを考慮してタイヤを選ぶ必要があります。
17インチのタイヤ外径
17インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。
【タイヤ外径比較】
- 205/65R15:647mm(純正)
- 225/45R17:634mm
タイヤ外径が近いのは225/45R17です。
225/50R18もありますが、タイヤ外径が大きくなるので注意が必要です。
17インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは205/65R15 94なので、94以上のタイヤにする必要があります。
225/45R17のロードインデックスは94です。
タイヤのロードインデックスに注意が必要です。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。
入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。
18インチのサイズ
205/65R15を18インチにする場合は、215/45R18が近いです。
タイヤ外径とロードインデックスを考えて、タイヤサイズを選ぶ必要があります。
18インチのタイヤ外径
18インチにする場合は、純正のタイヤ外径に近づける必要があります。
【タイヤ外径比較】
- 205/65R15:647mm(純正)
- 215/45R18:650mm
205/65R15を18インチにする場合は、215/45R18が近いです。
215/45R18はロードインデックスが低いので注意してください。
18インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは205/65R15 ロードインデックス94なので、94以上のタイヤにする必要があります。
215/45R18のロードインデックスは89
215/45R18のXL規格のタイヤもありますので、そのタイヤならロードインデックスをクリアすることができる場合があります。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ
ここでは、205/65R15のインチアップサイズを紹介しました。
205/65R15のタイヤ外径は647mmm
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
16インチ | 205/60R16 | 652mm |
17インチ | 225/45R17 | 634mm |
18インチ | 215/45R18 XL | 650mm |
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。
車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいます。
十分に注意して行ってください。
また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
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