
インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。
「17インチの215/45R17のインチアップはどうすればいいの?」
215/45R17のタイヤを18インチから19インチにインチアップする時のサイズを紹介します。
目次
インチアップ
インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。
ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。
車のドレスアップの定番手法で、車をかっこよく見せることが可能です。
そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。
インチアップのメリット
インチアップにはメリットがあります。
- スタイリッシュになる
- 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
- グリップ性能を上げれる
- 操縦安定性が向上させれる
インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。
大きなホイールはインパクト抜群です。
また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。
インチアップのデメリット
インチアップには、デメリットもあります。
- 乗り心地が悪くなる
- 燃費が悪化することもある
- 費用がかかる
タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。
転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。
また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。
インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。
インチアップの注意点
インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径
タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。
タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。
また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。
タイヤの幅
タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。
はみ出すと車検が通りません。
車高を落としていると、干渉の危険もあります。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。
タイヤのロードインデックス
タイヤの負荷能力にも注意が必要。
タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。
ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス
※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。
215/45R17の参考装着車種
215/45R17は、ミドルカー、スポーツ系に採用されるタイヤサイズです。
例えば、トヨタのGR86、カローラツーリング、プリウスなどが215/45R17を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
215/45R17のインチアップサイズ
ここでは、215/45R17のタイヤを18インチから19インチへのインチアップサイズを紹介します。
車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。
どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。
【215/45R17の基本情報】
- タイヤ幅:215mm
- 扁平率:45%
- インチ:17
- タイヤ外径:625mm
- LI(ロードインデックス):87
※タイヤ外径は、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。
正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
18インチのサイズ
215/45R17を18インチにする場合、215/40R18か225/40R18がいいです。
<タイヤ外径比較>
- 215/45R17:625mm(純正)
- 215/40R18:629mm
- 225/40R18:637mm
タイヤ外径が近いのは215/40R18です。
18インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 215/45R17 87なので、87以上のタイヤにする必要があります。
215/40R18のロードインデックスは89 製品によって85もあります。
225/40R18のロードインデックスは92 製品によって88もあります。
(例)
DUNLOP LE MANS V 225/40R18 92
DUNLOP DIREZZA Z3 225/40R18 88
タイヤのロードインデックスに注意が必要です。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。
入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。
19インチのサイズ
215/45R17を19インチにする場合は、215/35R19が近いです。
<タイヤ外径比較>
- 215/45R17:625mm
- 215/35R19:633mm
- 225/35R19:642mm
- 235/35R19:647mm
215/45R17を19インチにする場合は、215/35R19が近いですが、タイヤの種類が少ないです。
外径が大きくなりますが、225/35R19を選択するパターンも多いです。
19インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 215/45R17 87なので、87以上のタイヤにする必要があります。
一般的な215/35R19のロードインデックスは85
一般的な225/35R19のロードインデックスは88
一般的な235/35R19のロードインデックスは91
215/35R19や225/35R19のXL規格のタイヤもあります。
タイヤによっては、XLもありますので、ロードインデックスをクリアすることができます。
ハンコック(Hankook) veNtus V12 evo2 K120 215/35ZR19 85Y XL 1022574
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ
ここでは、215/45R17のインチアップサイズを紹介しました。
215/45R17のタイヤ外径は625mm
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
18インチ | 215/40R18 XL | 629mm |
19インチ | 215/35R19 XL | 633mm |
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。
車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいます。
十分に注意して行ってください。
また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。