155/65R13のインチアップサイズ。14インチ、15インチ、16インチのサイズは?

155/65R13のインチアップ

インチアップ時のタイヤのサイズ選び。

「13インチの155/65R13をインチアップしたいけれどどうすればいいの?」

155/65R13のタイヤを14インチや16インチにインチアップする時のサイズを紹介します。

目次

155/65R13のインチアップ

RAV4 22インチ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。

155/65R13は、車に合わせて14インチ、15インチ、さらには16インチへインチアップすることができます。

そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。

大きなホイールはインパクト抜群です。

また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット

インチアップ

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。

インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

特に注意したいのは以下の3つの部分です。

  1. タイヤ外径
  2. タイヤ幅
  3. ロードインデックス

ここではタイヤを選ぶ時の3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性がありますので注意してください。

タイヤ外径の算出方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められていて、タイヤの負荷能力にも注意が必要です。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。

ロードインデックス

※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。

155/65R13のインチアップのサイズ例

155/65R14

ここでは、155/65R13を14インチや16インチへインチアップする時のサイズを紹介します。

車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。

どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。

155/65R13の参考装着車種

ラパン

155/65R13は、軽自動車に採用されるタイヤサイズです。

多くの軽自動車が装着している定番サイズです。

最近の軽自動車は155/65R14の装着が多いですが、10年ほど前は155/65R13が軽自動車の主流でした。

例えば、ホンダのライフ、スズキのワゴンR(MH21)などが155/65R13を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

155/65R13の基本情報

155/65R13 73Sは、以下の内容を表しています。

  • タイヤ幅:155mm
  • 扁平率:65%
  • リム径:13インチ
  • タイヤ外径:531mm
  • LI(ロードインデックス):73 ※参考値
  • 速度記号:S (最高速度180km/h)

【155/65R13のタイヤ外径の計算例】
155mm(タイヤの断面幅)×0.65(偏平率)×2+13(リム径)×25.4(インチ)=531.7mm

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくするのが一般的です。

タイヤ外径が大きいと、スピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。

正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。

インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。

155/65R13を14インチにする時のサイズ

155/65R13を14インチにする場合は、155/55R14が近いです。

ただし、ロードインデックスは純正を下回るので車検NGになる可能性があります。

165/55R14の方がロードインデックスが高くなるので、少し外径が大きい165/55R14を選ぶ方がいいかもしれません。

インチアップ時は、タイヤ外径を純正に合わせたり、純正タイヤのロードインデックスをクリアする必要があります。

14インチのタイヤ外径

155/65R13を14インチにインチアップする時は、タイヤの外径を合わせる必要があります。

<タイヤ外径比較>

  • 155/65R13:531mm
  • 155/55R14:526mm
  • 165/55R14:537mm

【155/55R14のタイヤ外径の計算例】
155mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+14(リム径)×25.4(インチ)=526.1.mm

155/65R13をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは155/55R14です。

ただし、155/55R14はロードインデックスが低くなってしまいます。

14インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 155/65R13 73なので、73以上にする必要があります。

155/55R14のロードインデックス:69
165/55R14のロードインデックス:72

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

165/55R14は、純正のロードインデックスの73はクリアできません。車の重さを考えると72でクリアできそうですが、あくまで自己責任でお願いいたします。

155/65R13をインチアップするときは、165/55R14でロードインデックスが純正同等のタイヤを選ぶといいです。

155/65R13を15インチにする時のサイズ

15インチ

155/65R13を15インチにする場合は、165/50R15がいいです。

インチアップ時は、タイヤ外径を純正に合わせたり、純正タイヤのロードインデックスをクリアする必要があります。

155/65R13と165/50R15のタイヤ外径

155/65R13を15インチにインチアップする時は、タイヤの外径を合わせる必要があります。

15インチのタイヤ外径比較
  • 155/65R13:531mm
  • 165/50R15:546mm

※ 165/50R15のタイヤ外径の計算例
165mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+15(リム径)×25.4(インチ)=546mm

155/65R13をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは165/50R15です。

ただし、外径が純正よりも大きくなるため注意が必要。

165/55R15のタイヤもありますが、165/55R15は、外径が大きすぎるためNGです。

15インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 155/65R13 73なので、73以上にする必要があります。

165/50R15のロードインデックス:73

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

155/65R13をインチアップするときは、165/50R15でロードインデックスが高いタイヤやXL規格のタイヤを選ぶといいです。

155/65R13を16インチにする時のサイズ

16インチのサイズ

155/65R13を16インチにする場合は、165/45R16 XL規格のタイヤがいいです。

XL規格でない場合は、ロードインデックスが純正を下回る場合があるため注意が必要です。

インチアップ時は、タイヤ外径を純正に合わせたり、純正タイヤのロードインデックスをクリアする必要があります。

16インチのタイヤ外径

155/65R13を16インチにインチアップする時は、タイヤの外径を合わせる必要があります。

16インチのタイヤ外径比較
  • 155/65R13:531mm
  • 165/40R16:538mm
  • 165/45R16:554mm

※ 165/40R16のタイヤ外径の計算例
165mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=538.4mm

155/65R13をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは165/40R16です。

165/45R16のタイヤもありますが、タイヤ外径が大きくなりすぎるためNGです。

16インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 155/65R13 73Sなので、73以上にする必要があります。

165/40R16のロードインデックス:70、73

メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

(例)
NANKANG NS-2 165/40R16 73V XL
HANKOOK VENTUS PRIME3 K125 165/40R16 70V

インチアップするときは、165/40R16でロードインデックスが高いタイヤやXL規格のタイヤを選ぶといいです。

ナンカン(NANKANG) NS-20 165/40R16 73V XL

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※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

まとめ

155/65R13のインチアップ

ここでは、155/65R13のインチアップサイズを紹介しました。

155/65R13のタイヤ外径は531mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

タイヤサイズタイヤ外径
14インチ165/55R14537mm
15インチ165/50R15546mm ※注意
16インチ165/40R16538mm

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。

車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいますので、十分に注意して行ってください。
 

また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

※記載のタイヤ外径は計算上のデータです。

【参考文献】
日本自動車タイヤ協会 JTMA: https://www.jatma.or.jp/safety_technology/tyre_standards.html
JAF: https://jaf.or.jp/common/kuruma-qa/category-accident/subcategory-rule/faq217

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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