車のカスタムの最初の一歩はホイールの交換です。
カスタムの中でも人気なのはインチアップ。
インチアップは、ホイールを交換して車をドレスアップする方法のこと。
インチアップするだけで、車が一気に変身します。
ここでは、インチアップ時のアルミホイールのデザインを紹介します。
目次
インチアップ
インチアップは、車のホイールを大きなサイズに交換することをいいます。
例えば、14インチを履いている車を15インチにしたり、17インチを装着している車に、19インチを装着したり、ホイールのサイズを変えることを「インチアップ」と言います。
(逆に15インチを14インチにするのをインチダウンといいます)
インチアップをすることで、車のホイールが大きく見え、車が目立つようになります。
車のホイールに目がいくことで、車がどっしりとして迫力が出ます。
車のホイールを交換すると、車の印象は大きく変わるのが魅力。
「たかがホイール、されどホイール」
ホイールの力をあなどってはいけません。
車のホイールには、様々なデザインがあります。
自分の好みのホイールを選択して、センス良く仕上げれば車のかっこよさがアップ。
見た目だけではなく、装着するホイールによっては、ホイールの重さが軽くなり、ハンドリングが良くなったり、燃費の向上につながることもあります。
見た目と走りに変化をつけることができるのが「インチアップ」です。
ファッションの基本は足元!とも言われますが、車も同じで足元が重要なポイントです。
では、車の足元をバシッと決めるにはどのようにすればいいのでしょう?
ここでは、車をかっこよくするホイール選びを解説していきます。
ホイールサイズ
ホイール選びで重要なのはサイズです。
サイズが合わないと車に装着自体ができないため、まずは装着できるサイズを知る必要があります。
【ホイールのサイズ】
- リム径:ホイールの直径です。インチ表記します。
- PCD:ボルト穴の中心を結んで出来た円の直径
- ボルト穴:ボルトの穴の数。
他に、リム幅とインセットがあります。
・リム幅:ホイールの太さです。
・インセット:ホイールの中心から取付面の距離。はみ出しや干渉につながる重要な数字です。
まずは、装着したいホイールサイズを選びます。
・軽自動車なら17インチまで。
・コンパクトカーなら18インチまでが一般的です。
サイズが決まったら、ボルト穴/PCD/インセットを考えていきます。
ボルト穴とPCDは必ず、今装着されているホイールと一致させる必要があります。
ホイールのインセットは選択時に迷うところです。
インセットは、ホイールのはみ出しや干渉に左右する部分。
車により、ある程度装着できる幅は決まっています。
インセットは慎重に選択する必要がありますが、やりだすと非常に奥が深いので、「インチアップサイズ情報」では、純正のサイズをベースに記載しているので参考にしてください。。
無難に装着できそうなサイズを記載しています。
さらに詳しいホイールサイズの情報はこちら
⇒ ホイールの幅を測ってみました。リム幅や「J」と「JJ」の違いは?
⇒ ホイールのPCDで失敗しないために大事なこと
⇒ ツライチのやり方、ホイールサイズ計算方法は?
ホイールデザイン
ホイールデザインには種類があります。
大きく分けると4種類。
- スポーク
- メッシュ
- フィン
- ディッシュ
ホイールデザインは、以上の4種類がベースになります。
2つが組み合わさったようなデザインのホイールもありますが、大きく分けると4つです。
スポークホイール
<ワークのホイール>
スポークホイールは一番メジャーなデザイン。
スポーティーな印象を与えるホイールで、様々な車に合うデザインです。
スポークホイールにも色々な種類があり、5本スポーク、6本スポークといったように色々な本数があります。
スポークの数だけではなく、ひねりやねじりが加わったデザインホイールもあり、ラグジュアリーな雰囲気を出したり、 VIP のような雰囲気を出したりすることもできます。
一番選択幅の広いホイールが「スポークタイプ」です。
迷った時はスポークホイールを選ぶのがいいでしょう。
メッシュホイール
メッシュは、網目のようなデザインのホイールです。
スポークが細かく交差して、 様々なデザインがあります。
スポークの太さによっても印象が変わるため、細いスポークならスポーツ系のイメージがあり、 スポークの交差デザインによってはエレガントなイメージを出すことができます。
有名なのは BBS ホイールが挙げられます。
メッシュホイールも様々な車に相性がいいです。
セダン車に人気が高いです。
フィンホイール
フィンタイプのホイールは、スポークが非常に細くなっているデザインです。
細いスポークはシャープなデザインで、繊細なイメージを与えます。
最近では、フィンとスポークの区別がつかないようなデザインもあります。
どちらかというとスポーク系に近いホイールになっています。
フィンホイールは、ラグジュアリー系におすすめのホイールです。
おしゃれな雰囲気が出ます。
ティッシュホイール
ディッシュはお皿のようなホイールで、ホイール全体を覆う面積が多いです。
ディスク面が多いため、ホイールの存在感が高まり、 ホイールに注目を集めるデザインです。
リムを多く取ったものやリムとディスクが一体になったものがあり、同じディッシュホイールでも、デザインによって与える印象が変わります。
ティッシュホイールは、どっしりした印象を与えます。
<ホイールカラー>
ホイールデザイン以外に、カラータイプのホイールもあります。
インパクト抜群のレッド(赤色)のホイール。街中で注目を浴びます。
色で遊んでみるのもいいです。
カラーホイールは、ボディ色にあわせるとキレイにまとまりやすいです。
<デザインとカラーの組みあわせたホイール>
桜のデザインのホイールもあります。
個性的なホイールを探している方には、和道・桜もおすすめです。
ホイールの製法や種類
ホイールにはデザイン以外に製法や素材による違いもあります。
ホイールの製法は2種類。
・鋳造(CAST)
・鍛造(FORGED)
<鋳造ホイール>
鋳造:CAST
一般的に多いのは鋳造と言われるホイールです。
純正ホイールなどは鋳造で作られるものがほとんど。
高い温度の金属を型に流し込んでホイールを作ります。
<鍛造ホイール>
鍛造:FORGED
軽量のホイールで、レーシングカーなどにも使われる強度と軽量が武器のホイール。
鍛造は、プレス機で圧力をかけて圧縮して製品を製造する方法で、金属の結晶が整い強い製品ができます。
鍛造ホイールの価格は高めの設定となっています。
スポーツ系の車やエコカーで軽いホイールを装着して、燃費を伸ばしたい方にもおすすめのホイールが鍛造ホイールです。
鍛造ホイールについてはこちら
⇒ 車の鍛造ホイールのメーカーや特徴は?注意点は?
最近では、鋳造と鍛造の良いとこ取りをしたようなSSF製法のホイールもあります。
SSF(半溶融鍛造)
半溶融状態にした後に、プレス機で高圧瞬間成型する最新の製法技術。
SSFで成型されるホイールは、軽量で耐衝撃性に優れたホイール。
ホイールメーカーのSSRが、SSF製法を使用しています。
<ホイール形状の種類>
ホイール形状にも種類があります。
- 1PIECE(ワンピース)
- 2PIECE(ツーピース)
- 3PIECE(スリーピース)
1PIECE(ワンピース)
軽さに有利なシンプルな造り。
純正ホイールもワンピースを採用。
継ぎ目がなく高強度なホイールで、デザインの自由度も高い。
2PIECE(ツーピース)
インセットの自由度が高いホイール形状。
リムとディスクを別に成形し、溶接させる2PIECE構造
狙いのセッティングをしたい方に向いています。
3PIECE(スリーピース)
アウターリム、インナーリム、そしてセンターディスクを、ピアスボルトで固定して造る組み立て式ホイール。
設計の自由度が高いプレミアムホイールで、価格も高めです。
まとめ
ホイールは、デザインやサイズ、製法などにより分かれていて、たくさんの種類があります。
いろいろなホイールがあり、選ぶ時は迷ってしまうかもしれません。
重要なのは、自分の車に装着可能なサイズの中から探すということ。
かっこいいデザインのホイールを見つけても自分の車には装着できない・・・ということも多いです。
自分の車に装着できるサイズを知り、装着可能ホイールの中でデザインを選ぶのがいいです。
車は、メーカーや車種により装着できるホイールは異なりますので注意してください。
また、同じホイールでもホイールのサイズによって、見た目が違うことがあります。
自分の装着サイズのホイールデザインを確認した方がいいです。
ホイールの装着写真は、ローダウン(車高を落とす)していることも多いので、ノーマル車高だと少し雰囲気がかわることもあります。
よりかっこよさを追求するなら、ローダウンも行った方がいいです。
ホイールの適合は難しく感じるかもしれませんが、サイズを把握すれば、ネットでの購入も可能です。
インチアップサイズ情報では、車種ごとの純正のサイズを表記していますので、ホイール探しの参考にてみてくださいね。
ボディカラーとホイールの印象はこちらの記事を参考にしてください。
⇒ 黒いボディの車
⇒ 白いボディの車
⇒ 赤いボディの車
⇒ 青いボディの車
⇒ 黄色のボディの車
⇒ シルバーボディの車
今回は、「インチアップホイールのデザインと選び方」を紹介しました。
タイヤ・ホイール選びの参考になればと思います。