165/65R14のインチアップサイズ。15/16インチのタイヤサイズは?

ホイールの展示

インチアップ時のタイヤのサイズ選び。

「14インチの165/65R14をインチアップしたいけれどどうすればいいの?」

165/65R14のタイヤを15インチや16インチにインチアップする時のサイズを紹介します。

タップできる目次

165/65R14のインチアップ

インチアップ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。

RAV4 22インチ

車のドレスアップの定番手法で、車をかっこよく見せることが可能です。

165/65R14は、車に合わせて15インチや16インチにインチアップすることもできますが、注意が必要です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。

大きなホイールはインパクト抜群です。

また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット

インチアップ

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。

インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。

インチアップの注意点

はみ出し

165/65R14のタイヤをインチアップする時は、いくつかの注意点があります。

特に注意したいのは以下の部分です。

  • タイヤ外径
  • タイヤ幅
  • ロードインデックス

ここではタイヤを選ぶ時の3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性がありますので注意が必要です。

タイヤ外径の算出方法

タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)

計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められていて、タイヤの負荷能力にも注意が必要です。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。

ロードインデックス

※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。

165/65R14のインチアップのサイズ例

ここでは、165/65R14を16インチや17インチへインチアップする時のサイズを紹介します。

車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。

どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。

165/65R14の参考装着車種

ルーミー

165/65R14は、コンパクトカーに採用されるタイヤサイズです。

例えば、トヨタのルーミータンクパッソ、ダイハツのトールなどが165/65R14を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

165/65R14の基本情報

165/65R14 79Sは、以下の内容を表しています。

165/65R14 79S
  • タイヤ幅:165mm
  • 扁平率:65%
  • リム径:14インチ
  • タイヤ外径:570mm
  • LI(ロードインデックス):79 ※参考値
  • 速度記号:S (最高速度180km/h)

※タイヤ外径、LI、速度記号は、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

【165/65R14のタイヤ外径の計算例】
165mm(タイヤの断面幅)×0.65(偏平率)×2+14(リム径)×25.4(インチ)=570.1mm

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくするのが一般的です。

タイヤ外径が大きいと、スピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。

正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。

インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。

165/65R14を15インチにする時のサイズ

15インチ

165/65R14を15インチにする場合は、175/55R15がいいですがロードインデックスに注意が必要です。。

インチアップ時は、タイヤ外径を純正に合わせたり、純正タイヤのロードインデックスをクリアする必要があります。

15インチのタイヤ外径

165/65R14を15インチにインチアップする時のタイヤ外径です。

15インチのタイヤ外径比較
  • 165/65R14:570mm
  • 175/55R15:573mm
  • 165/55R15:562mm

【175/55R15のタイヤ外径の計算例】
175mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+15(リム径)×25.4(インチ)=573.5mm

165/65R14をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは175/55R15です。

15インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 165/65R14 79なので、79以上にする必要があります。

175/55R15のロードインデックス:77
165/55R15のロードインデックス:75

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

165/65R14をインチアップするときは、175/55R15でロードインデックスが高いタイヤを選ぶといいです。

79のロードインデックスをクリアしていませんが、車によって車重が変わるため、車検の判断は異なります。

(参考)
トヨタ・ルーミーの15インチ車は純正で175/55R15を装着しています。
14インチ車は純正で165/65R14を装着しています。

ルーミーのインチアップサイズ

165/65R14を16インチにする時のサイズ

16インチのサイズ

165/65R14を16インチにする場合は、195/45R16がいいです。

インチアップ時は、タイヤ外径を純正に合わせたり、純正タイヤのロードインデックスをクリアする必要があります。

16インチのタイヤ外径

165/65R14を16インチにする時のタイヤ外径です。

16インチのタイヤ外径比較
  • 165/65R14:570mm
  • 165/50R16:571mm
  • 195/45R16:581mm
  • 205/40R16:570mm

165/65R14をインチアップするとき、タイヤ外径が近いのは205/40R16ですが一般的なサイズではありません。

国内のタイヤメーカーでは205/40R16を見かけることはありません。

タイヤの幅が広すぎると、車によってははみ出しますので、車のサイズを考えたタイヤを選ぶ必要があります。

16インチのロードインデックス

LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは 165/65R14 79Sなので、79以上にする必要があります。

165/50R16のロードインデックス:75
195/45R16のロードインデックス:80
205/40R16のロードインデックス:83 XL(種類がなく、海外製タイヤのみ)

メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

(例)
ダンロップ LE MANS V 165/50R16 75V XL
WINRUN R330 165/50R16 77V XL

インチアップするときは、ロードインデックスが高いタイヤやXL規格のタイヤを選ぶといいです。

ロードインデックス、タイヤ外径を考えると195/45R16がいいですが、少しタイヤ外径は大きくなります。

※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

まとめ

ここでは、165/65R14のインチアップサイズを紹介しました。

165/65R14のタイヤ外径は570mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

タイヤサイズタイヤ外径
15インチ175/55R15574mm
16インチ195/45R16581mm

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。

車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいますので、十分に注意して行ってください。
 

また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

※記載のタイヤ外径は計算上の数値です。
 

■ 他の14インチのサイズはこちら
155/65R14のインチアップサイズ
175/65R14のインチアップサイズ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

コメント

コメントする

タップできる目次