225/60R18をインチアップする時のタイヤのサイズ選び。
- 225/60R18のインチアップはどうすればいいの?
- 19インチにする時のサイズは?
- 20インチにする時のサイズは?
225/60R18のタイヤを19インチ、20インチにインチアップする時のタイヤサイズを紹介します。
225/60R18のインチアップ
インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。
ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。
225/60R18のタイヤは、車に合わせてインチアップすることが可能。
そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。
インチアップのメリット
インチアップにはメリットがあります。
- スタイリッシュになる
- 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
- グリップ性能を上げれる
- 操縦安定性が向上させれる
インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。
大きなホイールはインパクト抜群です。
ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。
インチアップのデメリット
インチアップには、デメリットもあります。
- 乗り心地が悪くなる
- 燃費が悪化することもある
- 費用がかかる
タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。
転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。
また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。
インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。
インチアップの注意点
インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径
タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。
タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなるため注意が必要。
また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。
タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)
計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)
タイヤの幅
タイヤの幅は、選択時に注意が必要な要素の一つ。
タイヤの幅が広すぎると、車体との接触やタイヤがボディからはみ出してしまうことがあります。
特に、車高を低くしている車は、タイヤと車体部分との干渉が起きやすくなるため注意が必要。
車体からのはみ出したは、車検基準に違反するため、車検が通らないことがあります。
車種ごとに設定された適切なタイヤ幅を選ぶことが大切です。
タイヤのロードインデックス
タイヤの負荷能力にも注意が必要。
タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。
ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス
※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。
225/60R18を装着している車種の例
225/60R18は、SUVに採用されるタイヤサイズです。
例えば、CX-8、エクストレイルなどが225/60R18を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
225/60R18のインチアップサイズ
ここでは、225/60R18のタイヤを19インチ、20インチ、21インチへのインチアップする時のサイズを紹介します。
車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。
どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。
- タイヤ幅:225mm
- 扁平率:60%
- インチ:18
- タイヤ外径:727mm
- LI(ロードインデックス):100
※ロードインデックスは、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。
【225/60R18のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=727.2mm
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示されルことがあるため、注意が必要です。
正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
225/60R18を19インチにする時のサイズ
225/60R18を19インチにする場合は、235/55R19が近いです。
ただし、タイヤ外径が少し大きくなります。
19インチのタイヤ外径
225/60R18を19インチにインチアップするときは、タイヤ外径を合わせる必要があります。
- 225/60R18:727mm(純正)
- 225/55R19:730mm
- 235/55R19:741mm
- 245/45R19:703mm
【225/55R19のタイヤ外径の計算例】
225mm(タイヤの断面幅)×0.55(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=730.1mm
外径が近いのは225/55R19です。
インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。
19インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 225/60R18 ロードインデックス 100なので、100以上のタイヤにする必要があります。
225/55R19の一般的なロードインデックスは99
タイヤによっては103 XLなどもありました。
タイヤのロードインデックスを下回らないように注意する必要があります。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。
225/60R18を20インチにする時のサイズ
225/60R18を20インチにする場合は、255/45R20が近いです。
20インチのタイヤ外径
インチアップするときは、タイヤ外径を合わせる必要があります。
<タイヤ外径比較>
- 225/60R18:727mm(純正)
- 245/45R20;728mm
- 255/45R20:737mm
【245/45R20のタイヤ外径の計算例】
245mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+20(リム径)×25.4(インチ)=728.5mm
タイヤ外径は少し大きくなりますが、225/60R18を20インチにする場合は、245/45R20が近いです。
インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。
20インチのロードインデックス
225/60R18を20インチにする時のLI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
一般的な245/45R20のロードインデックスは103
一般的な225/60R18のロードインデックスは100
※ロードインデックスは、メーカー、タイヤによって異なります。
XLタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ
ここでは、225/60R18のインチアップサイズを紹介しました。
225/60R18のタイヤ外径は727mm
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
19インチ | 225/55R19 | 730mm |
20インチ | 245/45R20 | 728mm |
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。
車検の規定があり、守らないと交通違反になってしまいますので十分に注意して行ってください。
また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
※記載のタイヤ外径は計算上の数値です。より正確な数値はメーカーなどのカタログで確認してください。
【参考文献】
国土交通省ウェブサイト:https://www.mlit.go.jp/link.html
株式会社ブリヂストン:https://www.bridgestone.co.jp/
コメント