インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。
「16インチの195/65R16のインチアップはどうすればいいの?」
195/65R16のタイヤを17インチから18インチにインチアップする時のサイズを紹介します。
195/65R16のインチアップ
インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。
ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。
195/65R16のタイヤを車に合わせて、インチアップすることが可能です。
インチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。
インチアップのメリット
インチアップにはメリットがあります。
- スタイリッシュになる
- 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
- グリップ性能を上げれる
- 操縦安定性が向上させれる
インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。
大きなホイールはインパクト抜群です。
また、ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。
インチアップのデメリット
インチアップには、デメリットもあります。
- 乗り心地が悪くなる
- 燃費が悪化することもある
- 費用がかかる
タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。
転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。
また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。
インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。
インチアップの注意点
インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。
ここでは3つの注意点を紹介します。
タイヤの外径
インチアップする時のタイヤ外径は、純正とほぼ同じものを選択します。
タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなるため注意が必要。
外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。
タイヤの断面幅と偏平率を掛け合わせることでサイドウォールの高さを求め、それを2倍してリムの直径(内径)を加えると、タイヤ全体の外径が求められます。(1インチは25.4ミリメートルに相当)
計算式: タイヤの外径 = (タイヤの断面幅 × 偏平率) × 2 + タイヤの内径(リム径)
タイヤの幅
タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。
はみ出すと車検が通りません。
車高を落としていると、干渉の危険もあります。
車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。
タイヤのロードインデックス
インチアップする時は、タイヤの負荷能力にも注意が必要。
タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。
タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。
ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。
インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。
ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス
※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。
195/65R16の参考装着車種
195/65R16は、ミドルカー、スポーツ系に採用されるタイヤサイズです。
例えば、トヨタのライズ、ダイハツのロッキーなどが195/65R16を装着しています。
タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。
195/65R16のインチアップサイズ
ここでは、195/65R16のタイヤを17インチから18インチへのインチアップサイズを紹介します。
車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。
どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。
- タイヤ幅:195mm
- 扁平率:65%
- インチ:16
- タイヤ外径:659mm
- LI(ロードインデックス):92
※タイヤ外径、ロードインデックスは、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。
【195/65R16のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.65(偏平率)×2+16(リム径)×25.4(インチ)=659.9mm
インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。
タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。
正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。
インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。
195/65R16を17インチにする時のサイズ
195/65R16を17インチにする場合、195/60R17がいいです。
- 195/65R16:659mm(純正)
- 195/60R17:665mm
【195/60R17のタイヤ外径の計算例】
195mm(タイヤの断面幅)×0.6(偏平率)×2+17(リム径)×25.4(インチ)=665.8mm
17インチでタイヤ外径が近いのは195/60R17です。
195/65R16よりはタイヤ外径が大きくなります。
17インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは 195/65R16 92なので、92以上のタイヤにする必要があります。
195/60R17のロードインデックスは90です。
トヨタ・ライズの17インチ装着車は、195/60R17を装着しています。
(16インチ車は195/65R16)
タイヤのロードインデックスに注意が必要です。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。
入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。
195/65R16を18インチにする時のサイズ
195/65R16を18インチにする場合、215/45R18がいいです。
<タイヤ外径比較>
- 195/65R16:659mm(純正)
- 215/45R18:650mm
【215/45R18のタイヤ外径の計算例】
215mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+18(リム径)×25.4(インチ)=650.7mm
18インチでタイヤ外径が近いのは215/45R18です。
タイヤ外径は195/65R16よりも少し小さくなります。
18インチのロードインデックス
LI(ロードインデックス)は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。
純正サイズは195/65R16 92なので、92以上のタイヤにする必要があります。
215/45R18のロードインデックスは93。
タイヤのロードインデックスに注意が必要です。
※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なり、XL規格タイヤは空気圧によっても変わります。
XL(エクストラロード)規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。
入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。
まとめ
ここでは、195/65R16のインチアップサイズを紹介しました。
195/65R16のタイヤ外径は659mm(計算上の数値)
それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。
タイヤサイズ | タイヤ外径 | |
17インチ | 195/60R17 | 670mm |
18インチ | 215/45R18 | 650mm |
インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。
車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいますので、十分に注意して行ってください。
また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。
記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。
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