「ホンダ車のホイールナットの選び方はどうすればいいの?」
ホンダ車をインチアップして、ホイールセットを購入する時はホイールナットに注意が必要です。
- ホンダ車のホイールナットのサイズは?
- 純正ナットは社外品に使えないの?
- どのホイールナットを選べばいいの?
ここでは、車業界で10年働いた経験をもとに、ホンダ車のホイールナットの疑問に答えます。
ホンダ車用のホイールナットの選び方
ホンダ車に社外品ホイールを取り付ける時は、ホイールナットの交換が必要になります。
ホンダ車の純正ホイールには、球面ナットという特別な形状のナットが使われていますが、社外品ホイールにはテーパーナットが必要です。
球面ナットは取り付け面が球面形状で、他のメーカーとは異なった形状のナットです。
社外品のホイールは、テーパーナットで取り付ける必要があり、ホンダの純正ナットには対応していません。
インチアップをして社外品ホイールを装着する時は、ホイールナットを交換する必要があります。
テーパーナット(M12×P1.5 19HEX)の例↓
KYO-EI [ 協永産業 ] ラグナット [ 個数:20個入 ] [ 袋タイプ 19HEX ] M12 x P1.5 101-19-20P
テーパー形状と球面形状の違い
ホンダ純正ホイールは球面形状、社外品ホイールはテーパー形状(60度)です。
ホイールのテーパー面(ナットとホイールの当たる部分)がホンダ純正ホイールと社外品のホイールでは違い、ナットの形状も違います。
ホンダ車に、社外品ホイールを装着する際には、社外品ホイール用のナット(テーパー形状)を使用します。
ホイールを取り付ける時は、ホイールの取り付け部の形状とホイールナットの形状が一致している必要があります。
ホンダの純正ナットはナットは球面タイプのため、社外品ホイールの取り付けには使用できません。
以下のような組み合わせはNGです。
- 純正ナット+社外品ホイール
- 純正ホイール+テーパーナット
ホイールナットの形状
ホイールのナット形状は、大きく3つに分かれます。
- 60°テーパー座(社外品ホイールなど)
- 球面座(ホンダ純正)
- 平面座(トヨタ純正など)
ホンダ純正ホイールは、球面タイプのため、純正ホイール以外のホイールを装着する時は、テーパーナット(60度)が必要です。
社外品ホイールを購入する時は、テーパーナットを用意するのを忘れないでください。
KYO-EI [ 協永産業 ] ホイールナット 鉄製 ラグナット [ 個数:16個入 ] [ 袋タイプ 19HEX ] M12 x P1.5 101…
ホイールナットの個数
ホイールナットはホール数により、必要個数が違います。
ホール数に応じてナットの個数も変わり、ホンダ車は2つのパターンあります。
- 4H(4穴のホイール)は、1台分で16個
- 5H(5穴のホイール)は、1台分で20個
ホール数により、用意するホイールのナットの数も変わります。
ホイールナットを購入する時には、個数を間違えないように注意してください。
ホイールナットのサイズ
ホイールナットのサイズは、ネジピッチ・サイズ・HEXがあります。
この数字が適合しないと装着することができません。
ホンダ車の標準サイズ:M12×P1.5 19HEX
- M12:ネジの直径(ボルト径)
- P1.5:ネジの山と山の間の距離(ピッチ)
- 19HEX:頭の六角の2面幅(ソケットサイズ)
ネジピッチサイズが違うと装着できませんので、間違えないようにしてください。
無理にはめ込むと、ボルトやナットを損傷しますので注意してください。
ネジピッチ・サイズは、カーメーカーにより違います。
- 日産:M12×1.25・21HEX
- トヨタ:M12×1.5・21HEX
- スバル:M12×1.25・19HEX
※ホンダ車のホイールナットは19HEX M12×1.5を選びます。
KYO-EI [ 協永産業 ] ラグナット [ 個数:20個入 ] [ 袋タイプ 19HEX ] M12 x P1.5 101-19-20P
ホイールナットの種類
社外品ホイールナットの長さは、大きく2種類あります。
- 袋ナット(袋型)
- 貫通ナット(貫通型)
貫通ナットはボルト部分が見え、袋ナットは、袋状に閉じていて見た目がいいです。
ホイールの形状によりどちらを使用するかが変わってきますが、インチアップ時は、見た目のいい袋ナットを使用するパターンがほとんどです。
ショートタイプのホイールナット
袋ナットでもショートタイプと呼ばれる長さの短いものもあり、軽自動車、コンパクトカー専用です。
車体からホイールナットがはみ出ることがあるので、ショートタイプを装着することがあります。
ショートナットを普通車に装着するとボルトが底付きをして正しく取り付けれないため、軽自動車やコンパクトカーのみに対応しています。
ショートナットを購入する時は、適合車種を確認してください。
ホイールナットのカラー
通常、社外品ホイールに使用するのは、メッキタイプが一般的です。
耐久性もあり、見た目もよく、ドレスアップ効果が高いため、インチアップした時はメッキタイプを選ぶのがベストです。
また、カラータイプもあり、ブラックホイールなら黒いナットで合わせたり、カラーナットでアクセントつける方もします。
その際は、適合するナットを選んでください。
KYO-EI(協永産業) ラグナット M12×P1.5 全長31mm 19HEX ブラック 20個入り 101B-19-20P
ホイールナットの素材
ホイールナットの素材も種類があります。
一般的なホイールナットの素材はスチールですが、他の素材もあります。
- スチール
- ジュラルミン
- チタン合金
- クロモリなど
ジュラルミンやチタンは、軽量でカラフルなタイプもありますので、ボディ色やホイールに合わせてカラータイプや軽量タイプを選ぶのもいいです。
クロモリタイプは強度があり、レース・ラリーなどで使われ、価格も高めです。
通常、使用するのは「スチールタイプ」で、強度があり価格も安いのが特徴。
基本的には、純正ナットでも使用されているスチールタイプを選ぶといいです。
※社外品ホイールセットを購入した際には、19HEX M12×1.5 のテーパーナットを用意して下さい。
ホイールナットの購入方法と価格
ホイールナットを購入する時は、サイズの確認を行って下さい。
M12×1.5 19HEX のテーパーナットを選び、個数を選択。
※ホイールナットは、4穴ホイールは16個、5穴のホイールは20個のナットが必要です。
購入する時は、ナットの価格だけでなく、送料にも注意してください。
KYO-EI [ 協永産業 ] ラグナット [ 個数:20個入 ] [ 袋タイプ 19HEX ] M12 x P1.5 101-19-20P
まとめ
今回は、ホンダ車用のホイールナットの選び方を紹介しました。
ホンダの純正ナット(球面タイプ)は社外品ホイールの装着に使用することができません。
ホンダ車に社外品ホイールを装着する際には、テーパーナットを購入する必要があります。
ホンダのホイールナットサイズは、19HEX M12×1.5 です。
ホイールナットは走行安全にも関わるパーツなので、適合するホイールナットを慎重に選んでください。
この記事がホンダ車のホイールナットを選ぶ時の参考になれば幸いです。
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