レクサスLBXは、コンパクトサイズで高級感のある車です。
さらに個性的にかっこよく仕上げたい方はインチアップがおすすめです。
見た目と車のパフォーマンスを上げるインチアップは、LBXで走る楽しみを与えてくれます。
この記事では、車業界で10年の経験を持つ筆者が、インチアップに関する疑問にお答えします。
レクサスLBXのインチアップサイズを知りたい方や、ホイールセットを購入する際の参考にしてください。
レクサスLBXの車両特性とインチアップ
レクサスLBXは、全長4190mm、全幅1825mm、全高1560mmというコンパクトなボディサイズの車です。
2.0リッターダイナミックフォースエンジンと高効率モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、力強い走りと優れた燃費性能を両立。
標準装着されるホイールは、グレードによって17インチから19インチまでありますが、インチアップによってさらに洗練された外観と走行性能の向上が期待できます。
インチアップのメリット
レクサスLBXのインチアップには、以下のようなメリットがあります。
- 視覚的効果:大径ホイールにより、LBXのスポーティな印象が強調。
- ハンドリング向上:サイドウォールが硬くなることで、コーナリング時の安定性が向上。
- ブレーキ性能の改善:大径ホイールに伴い、ブレーキディスクの大型化が可能となり、制動力が向上。
さらに、インチアップはタイヤの剛性が高まり、応答性が向上するため、よりダイレクトなドライビングフィールが得られます。
ステアリング操作に対する車両の反応が迅速になり、より正確なライン取りが可能となります。
インチアップのデメリット
レクサスLBXのインチアップには以下のようなデメリットがあります。
- 乗り心地の変化:タイヤの側面が薄くなるため、路面からの振動が増加する可能性があります。
- 燃費への影響:ホイールの大型化に伴う重量増加により、若干の燃費悪化が見られることがあります。
- コストの増加:高品質なホイールとタイヤのセットは、相応の投資が必要となります。
また、インチアップによるホイールサイズの変更に伴い、スピードメーターの誤差が生じることがあります。
レクサスLBXに最適なホイールサイズとタイヤ選び
LBXの標準ホイールサイズは17〜19インチですが、インチアップでは20〜21インチが人気です。
ただし、ホイールサイズは単に大きければよいというわけではありません。
車両の特性やドライバーの好みに合わせて、最適なサイズを選ぶことが重要です。
純正のサイズ
インチアップする時は、レクサスLBXの純正サイズを把握しておくことは重要です。
また、上位グレードのタイヤ・ホイールサイズも参考になります。
【レクサスLBXの18インチのサイズ】
- タイヤサイズ:225/55R18
- ホイールサイズ:18×7J
- PCD:114.3
- ホール数:5H
- インセット:40
18インチは、DUNLOP(ダンロップ)SP SPORT MAXX 060が純正で装着されています。
オプション17インチ
- タイヤサイズ:225/60R17、215/60R17
- ホイールサイズ:17×7J
- PCD:114.3
- ホール数:5H
- インセット:40
17インチはメーカーオプションサイズがあります。
おすすめのホイールサイズ
レクサスLBXのおすすめのインチアップホイールサイズは19インチ、20インチです。
19インチや20インチがおすすめの理由は以下の通りです。
- 19インチ:LBXのボディサイズとのバランスもいい19インチです。見た目のバランスが良く、乗り心地とスポーティな走行性能の両立が可能です。
- 20インチ:標準から1〜3インチのアップグレードで、バランスの取れた外観と性能向上が期待できます。タイヤサイズの例として、245/40R20が適しています。
選ぶホイールによっては、重量が増加するため、燃費や乗り心地に影響が出る可能性があります。
軽量で剛性の高いホイールを選ぶことが、パフォーマンス向上の鍵となります。
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⇒ レクサスLBX 19インチホイールセット
インチアップのタイヤサイズ
インチアップする時は、タイヤの外径を合わせる必要があります。
225/55R18のタイヤ外径は、704mm
19インチでタイヤ外径が近いのは、235/45R19(694mm)、235/50R19(717mm)です。
【235/45R19のタイヤ外径の計算例】
235mm(タイヤの断面幅)×0.45(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=694.1mm
【235/50R19のタイヤ外径の計算例】
235mm(タイヤの断面幅)×0.5(偏平率)×2+19(リム径)×25.4(インチ)=717.6mm
20インチでタイヤ外径が近いのは、245/40R20(704mm)です。
【245/40R20のタイヤ外径の計算例】
245mm(タイヤの断面幅)×0.4(偏平率)×2+20(リム径)×25.4(インチ)=704mm
タイヤ選びのポイント
タイヤ選びのポイントは以下の通りです。
- 扁平率:低すぎると乗り心地に影響するため、35〜40%程度が適切です。
- タイヤ幅:235mm前後が操縦安定性とコーナリング性能のバランスを取るのに適しています。
- 静粛性:レクサスの高級感を維持するため、ロードノイズの少ないプレミアムタイヤを選択しましょう。
さらに、タイヤの耐久性や雨天時のグリップ性能も重要な要素です。
安全性と快適性を両立するために、信頼できるブランドのタイヤを選び、定期的なメンテナンスを心掛けましょう。
インチアップする時は、ロードインデックも重要な要素の一つです。
レクサスLBX用のホイールブランドと特徴
レクサスLBXのインチアップを検討する際、高品質なホイールを選ぶことは、性能とデザインを最大限に引き出すために重要です。
ここでは、LBXに最適な高品質ホイールブランドとその特徴について紹介します。
BBS
ドイツの名門ブランドBBSは、軽量かつ高強度なホイールで知られています。
特に、鍛造ホイールのRI-Aシリーズは、LBXのスポーティな外観と高性能を引き立てるのに最適です。
20インチサイズで約9.5kgという軽量設計により、バネ下重量の低減に貢献し、走行性能の向上が期待できます。
レクサスLXB対応サイズも販売しています↓
WORK
日本のホイールメーカーWORKは、豊富なデザインラインナップが特徴です。
特に、Emotionシリーズの中でもCR KiwaminデザインはLBXの洗練された外観によく合います。
WORKホイールは、カスタマイズの幅広さでも定評があり、オフセットやリム幅を選ぶことで、ドライバーの好みに合わせた細かなセッティングが可能です。
これにより、自分だけの個性的なスタイルを実現できる点が、WORKホイールの魅力。
レクサスLXB対応サイズも販売しています↓
RAYS
モータースポーツで培った技術を市販車向けに展開するRAYSは、高性能と信頼性で定評があります。
G25シリーズは、軽量設計と剛性の高さが特徴で、LBXの走行性能を最大限に引き出します。
RAYSのホイールは、特にハイパワーな車両に適しており、サーキット走行から街乗りまで幅広いシーンで安定したパフォーマンスを発揮します。
また、独自の鍛造技術により、軽量かつ高強度なホイールを実現しており、LBXの加速性能やブレーキ性能を高める効果が期待できます。
RAYSのデザインは、アグレッシブかつ洗練されており、LBXのスタイリッシュなルックスを一層際立たせます。
LBX MORIZO RRの19インチ
新型LBX MORIZO RRが2024年7月に発表され、8月から販売スタートしています。
モリゾウこと豊田章男氏が開発した特別なスポーツモデルです。
エンジンは、1.6L直列3気筒インタークーラーターボ(G16E-GTS)を搭載。
専用プラットフォームで、走り、デザインにもこだわったハイパフォーマンスモデルで、6MTの設定もあります。
LBX MORIZO RRのタイヤサイズは、235/45R19。
ホイールは鍛造アルミホイール(19×8½ J)を装着。
詳細はレクサス公式ぺージで確認してください。
⇒ https://lexus.jp/models/lbx/morizo_rr/
インチアップのコストと注意点
インチアップは見た目や走行性能を向上させるための人気カスタムですが、コストと注意点をしっかり理解しておくことが重要です。
特に、コスト面ではホイールやタイヤだけでなく、取り付けやメンテナンスに関わる費用も考慮する必要があります。
また、インチアップによる車両の変化がもたらす影響についても把握しておきましょう。
参考コスト
インチアップを行う際のコストは、サイズや選ぶホイール、タイヤのブランド、仕様によって大きく異なります。
- ホイール:1本あたり5〜15万円(ブランドと仕様による)
- タイヤ:1本あたり3〜6万円(ブランドと性能による)
- 取り付け工賃:4本で2〜4万円
- アライメント調整:1〜2万円
総額で考えると、4本セットで約40〜100万円程度の投資が必要となる場合があります。
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⇒ レクサスLBX 19インチホイールセット
ホイールボルトに注意
レクサスLBXのホイールは、ナットではなく、ボルトタイプです。
また、ボルトの太さは14mmなので、通常の国産車のサイズとは異なります。
- ボルトサイズ:M14×1.5mm
- 二面幅(HEX):17mm
- 形状:球面
ホイールボルトの個数は、1台分で20個です。
社外品ホイールを装着する時はテーパー形状のボルトが必要なります。
ただし、純正の球面ボルト対応ホイールもあるため確認してください。
主な注意点
レクサスLBXのインチアップには以下のようなことにも注意が必要です。
- タイヤの早期摩耗
大径化に伴い、タイヤの接地面積が変化するため、通常より早く摩耗する可能性があります。定期的なローテーションが重要です。 - 保険・保証への影響
過度なインチアップは、メーカー保証の対象外となる場合があります。また、事故時の保険適用に影響する可能性もあるため、事前に確認が必要です。 - 車検時の注意事項
道路運送車両法に基づく基準に適合している必要があります。
タイヤがフェンダーからはみ出していないか、ホイールに十分なクリアランスがあるかなどを確認しましょう。
LBXのインチアップ:購入とカスタム効果
レクサスLBXのインチアップを行う際には、どこで購入するか、そしてカスタムによって得られる効果を理解しておくことが大切です。
適切な購入方法を選び、理想の仕上がりを実現するための準備を整えましょう。
おすすめの購入方法
専門店での購入
- メリット:専門知識を持つスタッフによるアドバイス、フィッティングサービスの利用が可能。
- デメリット:価格が若干高めになる可能性がある。
オンラインショップでの購入
- メリット:幅広い選択肢、価格比較が容易、しばしばセールやクーポンを利用可能。
- デメリット:実物を見て選べない、取り付けは別途専門店に依頼する必要がある。
ホイールの選定にあたっては、専門家のアドバイスを受けることで、車両に最適なサイズやデザインを見つけることができます。
期待できるカスタム効果
インチアップをすることで車が大きく変化します。
以下のようなカスタム効果があります。
- 外観の劇的な変化:大径ホイールにより、LBXのスポーティさと高級感が一段と引き立ちます。
- 走行性能の向上:適切なインチアップにより、コーナリング時の安定性やブレーキ性能が向上します。
- 個性的な一台への仕上がり:ホイールデザインの選択により、他のLBXとの差別化が図れます。
個性的な一台への仕上がり:ホイールデザインの選択により、他のLBXとの差別化が図れます。
また、ホイールカラーや仕上げを変えることで、より個性的な演出が可能です。
よくある質問(FAQ)
Q1: インチアップは車検に影響しますか?
A1: 適切なサイズ選択と申請を行えば問題ありません。ただし、極端なインチアップは車検不適合となる可能性があるので注意が必要です。
Q2: 乗り心地はどの程度変わりますか?
A2: タイヤの選択で調整可能ですが、一般的に若干硬くなる傾向があります。高性能ショックアブソーバーへの交換で、ある程度緩和することができます。
Q3: 燃費への影響は?
A3: 通常、若干の燃費悪化(5〜10%程度)が見られます。ただし、軽量ホイールを選択することで、影響を最小限に抑えることが可能です。
まとめ:LBXオーナーのためのインチアップ戦略
レクサスLBXのインチアップは、車の魅力を大きく引き出すカスタム方法です。
ただし、見た目の向上だけでなく、走行性能や乗り心地への影響も十分に考慮する必要があります。
最適なインチアップを実現するためのステップは以下の通りです。
- 目的の明確化:純粋に見た目を重視するのか、走行性能の向上も求めるのか、を決めましょう。
- 予算の設定:高品質なホイールとタイヤへの投資は、長期的に見て価値があります。
- 適合確認:経験豊富なスタッフのアドバイスを受けることで、最適な選択ができます。
- テスト走行:可能であれば、インチアップ後のテスト走行を行い、乗り心地や操縦性の変化を確認しましょう。
適切なインチアップにより、レクサスLBXの魅力を最大限に引き出し、より洗練された走りと外観を楽しむことができます。
ホイールデザイン選びに迷ったら以下の記事も参考にしてください。
今回の記事を参考に、あなたのLBXの個性を活かした最適なカスタマイズを実現してください。
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