265/70R16のインチアップサイズ。17インチ、18インチ、19インチのタイヤサイズは？

インチアップ時のタイヤのサイズ変更方法。

「265/70R16のインチアップはどうすればいいの？」

265/70R16のタイヤを17インチ、18インチ、19インチにインチアップする時のサイズを紹介します。

265/70R16のインチアップ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車をかっこよく見せることが可能。

265/70R16のタイヤを車に合わせてインチアップすることもできます。

そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップにはメリットがあります。

• スタイリッシュになる
• 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
• グリップ性能を上げれる
• 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。

大きなホイールはインパクト抜群です。

ホイールを大きくすることで、ブレーキのサイズを変えたり、タイヤの扁平率を下げることで、コーナーリング、安定感を出すことができます。

インチアップのデメリット

インチアップには、デメリットもあります。

• 乗り心地が悪くなる
• 燃費が悪化することもある
• 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。

インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。

インチアップの注意点

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

ここでは３つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。

タイヤの幅

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

インチアップする時は、タイヤの負荷能力にも注意が必要。

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス（LI）という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ（負荷能力）が規格で定められています。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。
⇒ ロードインデックス

※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。

265/70R16を装着している車種の例

265/70R16は、SUVに採用されるタイヤサイズです。

例えば、トヨタのサーフなどが265/70R16を装着しています。

タイヤサイズは、型式・年式・グレードによって異なりますので、注意してください。

265/70R16のインチアップサイズ

ここでは、265/70R16のタイヤを17インチ、18インチ、19インチへのインチアップする時のサイズを紹介します。

車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。

どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。

【265/70R16のタイヤ外径の計算例】
265mm（タイヤの断面幅）×0.7（偏平率）×2+16（リム径）×25.4（インチ）=777.4mm

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。

タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。

正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。

インチアップしたタイヤが純正のLI（ロードインデックス）を下回らないかどうかも確認してください。

265/70R16を17インチにする時のサイズ

265/70R16を17インチにする場合、265/65R17がいいです。

17インチのタイヤ外径

265/70R16を17インチにインチアップするときは、タイヤ外径を合わせる必要があります。

【265/65R17のタイヤ外径の計算例】
265mm（タイヤの断面幅）×0.65（偏平率）×2+17（リム径）×25.4（インチ）=776.3mm

外径が近いのは265/65R17です。

インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。

17インチのロードインデックス

LI（ロードインデックス）は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは　265/70R16 112なので、112以上のタイヤにする必要があります。

一般的な265/65R17のロードインデックスは112

265/70R16と同等のロードインデックスです。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

XL（エクストラロード）規格のタイヤは、空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

265/70R16を18インチにする時のサイズ

265/70R16を18インチにする場合は、265/65R18が近いです。

18インチのタイヤ外径

265/70R16を18インチにインチアップする時は、タイヤ外径を合わせる必要があります。

【265/60R18のタイヤ外径の計算例】
265mm（タイヤの断面幅）×0.6（偏平率）×2+18（リム径）×25.4（インチ）=775.2mm

265/70R16を18インチにする場合は、265/60R18が近いです。

インチアップ時には、タイヤ外径だけでなく、ロードインデックスも重要です。

18インチのロードインデックス

LI（ロードインデックス）は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

一般的な265/60R18のロードインデックスは110です。
一般的な265/65R18のロードインデックスは112です。

265/60R18は、ロードインデックスが下回る可能性があるので注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりLTタイヤもあります。

※メーカー、タイヤによってロードインデックスが異なります。

空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができますが空気圧に注意が必要です。

265/70R16を19インチにする時のサイズ

265/70R16を19インチにする場合は265/55R19が近いです。

【265/55R19のタイヤ外径の計算例】
265mm（タイヤの断面幅）×0.55（偏平率）×2+19（リム径）×25.4（インチ）=774.1mm

19インチでタイヤ外径が近いのは265/55R19です。

19インチのロードインデックス

LI（ロードインデックス）は、純正のタイヤの表記と同等かそれ以上にします。

純正サイズは　265/70R16 112なので、112以上のタイヤにする必要があります。

265/55R19のロードインデックスは113です。メーカー、タイヤによって異なる場合があります。

タイヤによっては、XLもありますので、ロードインデックスをクリアすることができます。

※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

まとめ

ここでは、265/70R16のインチアップサイズを紹介しました。

265/70R16のタイヤ外径は777mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

	タイヤサイズ	タイヤ外径
17インチ	265/65R17	776mm
18インチ	265/60R18	775mm
19インチ	265/55R19 XL	774ｍｍ

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。

車検の規定があり、守らないと交通違反になってしまいますので十分に注意して行ってください。

また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

※記載のタイヤ外径は計算上のデータです。