195/65R15のタイヤをインチアップしたい。サイズはどうすればいい?

黄色い車

「195/65R15のインチアップはどうすればいいの?」

この疑問に答えるために、適切なタイヤサイズの選択方法を紹介します。

195/65R15のタイヤを「16インチから19インチ」にインチアップする時のサイズや考慮すべき点を詳しく解説します。

目次

インチアップ

RAV4 22インチ

インチアップは、タイヤの外径を変えずに偏平率を下げ、リム径を大きくすることを言います。

ホイールサイズを大きくすることで、車の見た目が変わり、車の雰囲気が一気に変わります。

車のドレスアップの定番手法で、車をかっこよく見せることが可能。

そのインチアップには、メリットとデメリットがあるので、メリット・デメリットを把握して行うことが大事です。

インチアップのメリット

インチアップには以下のようなメリットがあります。

  • スタイリッシュになる
  • 運動性能・コーナリングの性能をあげれる
  • グリップ性能を上げれる
  • 操縦安定性が向上させれる

インチアップの一番のメリットは、見た目が変わること。

車の外観がスタイリッシュに変わり、より魅力が増し、大きなホイールは見た目にも強いインパクトを与えます。

タイヤの偏平率を下げてリム径を大きくすることで、運動性能やコーナリングの性能が向上し、車のグリップ力と操縦安定性も高まります。

これにより、全体的に車のドライビング体験が向上することにもつながります。

インチアップのデメリット

インチアップには、デメリットもあります。

  • 乗り心地が悪くなる
  • 燃費が悪化することもある
  • 費用がかかる

タイヤの偏平率が下がると、タイヤがうすくなり、路面からの衝撃が伝わりやすくなるため乗り心地が悪く感じます。

転がり抵抗が大きくなり、重さがあるホイールは燃費が悪くなることもあります。

また、タイヤ・ホイールの価格は高いので、費用がかかるのはデメリット。

インチアップは、メリットデメリットがあることを把握して行うことが大事です。

インチアップの注意点

はみ出し

インチアップをする時は、いくつかの注意点があります。

ここでは3つの注意点を紹介します。

タイヤの外径

タイヤの外径

タイヤの外径は、純正とほぼ同じものを選択します。

タイヤの外径が変わってしまうと、スピードメーターの誤差が起こり、車検も通らなくなります。

また、外径が大きくなるサイズでインチアップをすると、タイヤが車体へ接触する可能性があります。

タイヤの幅

ナンカン

タイヤ幅が広すぎると、車体との接触やはみ出しやすくなります。

はみ出すと車検が通りません。

車高を落としていると、干渉の危険もあります。

車によって、ある程度装着できる幅は決まっています。

タイヤのロードインデックス

タイヤの負荷能力にも注意が必要。

タイヤの負荷能力は、ロードインデックス(LI)という指数でタイヤに示されています。

タイヤはサイズごとに支えられる重さ(負荷能力)が規格で定められています。

ロードインデックスの値は、純正タイヤと同等以上にしなければいけません。

インチアップ時には、タイヤの負荷能力にも注意してください。

ロードインデックスは、タイヤによって異なりますので、装着するタイヤのデータを確認してください。。

ロードインデックス

※ここでは、タイヤサイズのみを掲載していますが、タイヤ以外にホイールサイズも重要です。

195/65R15のインチアップのサイズ例

タイヤのサイズ

ここでは、195/65R15の16から19インチのインチアップサイズを紹介します。

車検に関しては、タイヤ外径以外にロードインデックスやはみ出し干渉など様々な項目があります。

どのホイールに組み合わせるかによっても変わるため、記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

タイヤ外径、ロードインデックスを考慮したサイズですが、あくまで参考サイズです。

195/65R15の基本情報

タイヤ幅:195mm
タイヤ外径:634mm
LI(ロードインデックス):91

※タイヤ外径は、メーカー・商品によっても異なるのであくまで目安の数値です。

インチアップ時には、純正のタイヤ外径に近づける必要があり、基本的には、同等か少し小さくします。

タイヤ外径が大きいとスピードメータ表示が実測よりも遅く表示され、危険です。

正確な数値は、装着するタイヤのタイヤ外径を確認してください。

インチアップしたタイヤが純正のLI(ロードインデックス)を下回らないかどうかも確認してください。

195/65R15を16インチにする時のサイズ

16インチのサイズ

195/65R15を16インチにする場合は、205/55R16がいいです。

<タイヤ外径比較>

  • 195/65R15:634mm
  • 205/55R16:631mm

205/55R16のLI(ロードインデックス):91

195/65R15をインチアップするときは、205/55R16が一番近いです。

195/65R15を17インチにする時のサイズ

17インチのサイズ

195/65R15を17インチにする場合の例です。

17インチの参考サイズ:215/45R17 91W XL

インチアップする時はタイヤの外径を合わせる必要があります。

<タイヤ外径比較>

  • 195/65R15:634mm
  • 215/45R17:625mm
  • 215/50R17:646mm

215/45R17の標準的なタイヤのLI(ロードインデックス)は87で、純正値を下回ってしまいます。

215/45R17 91W XLというタイヤもありますので、こちらのタイヤを選択するとLIをクリアできます。

215/45R17のXL(エクストラロード)規格のタイヤで空気圧を高めにすれば、負荷能力を上げることができます。

入れる空気圧は購入したタイヤのデータを確認してください。

195/65R15を18インチにする時のサイズ

18インチのサイズ

195/65R15を18インチにする場合の例です。

インチアップするときには、タイヤ外径を合わせる必要があります。

<タイヤ外径比較>
  • 195/65R15:634mm
  • 225/40R18:637mm

サイズ変更による外径の差はわずか3mmで、ほぼ同等です。

しかし、225/40R18の標準ロードインデックス(LI)は88となり、多くの車の純正規格を下回ることがあります。

これを解決するためには、LIが92Yの「225/40R18 XL」タイヤを選ぶことが推奨されます。

XL指定のタイヤは、適切な空気圧を用いることで負荷能力を高めることが可能。

タイヤの空気圧設定は、購入するタイヤの仕様に基づいて確認し、調整してください。

195/65R15を19インチにする時のサイズ

19インチのサイズ

195/65R15を19インチにする場合の例です。

<タイヤ外径比較>

  • 195/65R15:634mm
  • 225/35R19:640mm
  • 235/35R19:647mm

225/35R19 88W XLで純正の91を下回ってしまいます。

235/35R19 91 XLもありますが、外径が大きくなりすぎるため厳しいと思います。
 
※記載の数値はタイヤによって異なりますので、あくまで参考値です。装着はあくまで自己責任でお願いいたします。

まとめ

ここでは、195/65R15のインチアップサイズを紹介しました。

195/65R15のタイヤ外径は634mm

それぞれのサイズでタイヤ外径が近いのは以下のようなサイズです。

タイヤサイズタイヤ外径
16インチ205/55R16631mm
17インチ215/45R17 91 XL625mm
18インチ225/40R18 91 XL637mm

インチアップは、ただサイズを大きくすればいいというわけではなく、決まりがあります。

車検の規定があるので、守らないと交通違反になってしまいます。

十分に注意して行ってください。
 

また、車高を落としている場合は干渉の注意もあるので、慎重に行ってください。

記載のデータは、サイズ変更時の参考値であり 車検の適応を保障するものではありません。

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この記事を書いた人

自動車業界で10年のキャリアを積んだ後、自動車関連のWEBライターとして活動しています。特にスポーツカーが好きで、多岐にわたるモデルを経験してきました。これまでに1500本以上の記事を執筆し、専門知識をもとに読者に有益な情報を提供しています。タイヤ・ホイールの選び方から購入方法まで、実践的なアドバイスをお届けします。

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